自分のブログを始める前にやるべきこと

2019年12月12日

終身雇用終了のお知らせや、働き方改革によって副業や兼業の推進が最近の話題になっていますね。これに伴って副業としてネットビジネスやブログを始める人が増えるのではないかとTwitterやらブログやらが賑わっている気がします。

ですのでこの流れに乗っかってこれからブログを始めようと決意した人に向けてブログを書き始めるまでの流れや体制(と言ってもそんな大層なものではない)を書いていこうと思います。

1. 情報収拾の体制を整える

まずは自分が興味ある情報が勝手に集まって来る環境づくりをしましょう。現代社会は情報に溢れかえっていますから、情報自体を得ること以上に有益な情報をすくい出せることの方が大事です。

私が個人的に使っているサービスは以下です:

1. feedly

私のメイン情報源です。お気に入りのウェブサイトを登録して、更新があればフィードに上がってきます。とても便利です。朝一番にfeedlyを開いて、興味を引くような見出しがあれば新しくタブを開いて読んでます。

個人的に登録をおすすめするウェブサイトは

  1. Qiita 
    プログラミング関連の情報サイトといえばここは言わずもがなですね。アカウント登録すれば週一で人気の記事一覧をメールで送ってくれるのも便利です。
  2. バズ部 
    最近更新頻度は高くないような気はしますが、本気でブログを始めたとなると「SEO」という言葉はよく見ることになると思います。バズ部さんのSEOやコンテンツマーケティングについての知見はものすごく勉強になります。
  3. Whiteboard Friday(英語) 
    このサイトもSEOについて発信しています。記事の内容も実験的なものが多く、数字と一緒に解説してくれるので読んでいて純粋に楽しいです。
  4. manablog 
    ブログで月1,000万円を稼いだ人のブログです。本気でブログで稼ごうと思っている場合、この方のブログを始めから読むことをおすすめします。文章がとても丁寧な上に自己啓発的なので読み終わった後に何故かモチベーションが上がっている自分がいたりします。最近Youtuberも始めたそうです。
  5. クックパッド開発者ブログ(などの各開発者ブログ) 
    開発者ブログも更新頻度はそんなに高くない気がしますけど、すごく参考になります。実際に運用しているサービスの構成内容や乗り換えた課題などが記事になっているので更新されたら熟読します。

ウェブサイトをどんどん登録していくと右のサイドバーに色々とおすすめも出てきます。ですが「エンジニア 情報収拾」とかでググるとまとめ記事がいっぱい出てきますのでそこから良さげなサイトをピックアップするのが良いと思います。エンジニアである場合はこの記事など参考になりますね。

2. tweetdeck

各Twitterアカウントのホーム画面やキーワード検索を一覧で見れるサービスですね。アカウント別にフォローする分野を分けると見やすいです。1つのアカウントでRuby on RailsやFirebaseをフォローしているとまとめてリリース情報などを見れるので楽です。

ちなみにこちらも「エンジニア フォロー」などで検索するとフォローすべきアカウントがまとめられた記事がいっぱい出て来るのでそちらも併せて参考にすると良いと思います。

3. twittrend

このサイトでは各地域で今話題になっているキーワードが一覧で見れます。私がなんとか時事ネタの三歩後ろぐらいをうろちょろできているのはこのサイトのおかげです。

4. apppla

割と最近出来たキュレーションサイトですね。話題のウェブサービスやアプリを紹介しているサイトです。Feedlyとは分けて紹介しちゃいましたが、このサイトもfeedlyに登録しておくと便利かもしれません。

5. Daily 2.0 (英語に抵抗がなければ)

プログラミング関連に興味があり、英語に抵抗がなければおすすめしているchrome extension / firefox addonです。インストールするとタブを新しく開く度に70の厳選されたサイトから新しい記事が一覧でまとめられています。Feedlyの開発者特化版みたいなイメージですね。

2. レンタルサーバーを立てる

完全に自分だけのブログを始める場合、ブログを置いておくサーバーが必要になります。有名なレンタルサーバーだと、以下が挙げられます。

  1. さくらのレンタルサーバ
  2. エックスサーバー
  3. ロリポップ!

各レンタルサーバーの中から私が個人的におすすめしているのはロリポップ!です。レンタルサーバーの中で一番コスパが良い気がします。ロリポップ!に関する記事も豊富なので何かの問題に遭遇した時でも答えが結構ネットに転がっていたりもします。また、ムームードメインとも連携しているので、独自ドメインの設定が楽で助かります。

3.Wordpressをインストールする

今やボタン1つで自分だけのサイトやブログを作れる時代です。ロリポップ!でWordpressをインストールするには公式が出している以下の記事が参考になります。

上記の記事にも少し触れていますが、Wordpressをインストールした後にはセキュリティのために、以下のプラグインをインストールすることをおすすめします。

  1. SiteGuard WP Plugin
    このプラグインはデフォルトのログインURLを変えてくれたりボット対策としてログイン画面にCaptchaを設置してくれたりします。
  2. Wordfence Security
    このプラグインは不審なアクセスをブロックしてくれたり、不正ログインの試行回数などのアクセスログもメールでまとめて報告してくれたりします。また、サイト自体をスキャンして改ざんされたファイルなどの検知も可能です。(ちなみに、私は一回Wordpressで作ったサイトを乗っ取られたことがあり、その時にこのプラグインを知り、対処することが出来ました。それ以来SiteGuardやWordfenceは必ず入れるようにしています。)

セキュリティ対策を挙げ始めるとキリがないですが、興味がある方は以下の記事が参考になると思います:

3. WordPressテーマを探す

せっかく自分だけのブログを作ったんですから拘りたいという方もいらっしゃると思います。勉強して自らテーマを作るのも良いですが、最近はSEOにも強く機能も豊富な無料テーマが探せばたくさん出てきます。

個人的におすすめなのは:

  1. Luxeritas
  2. Cocoon

この2つです。
両方とも無料で提供されているにも関わらず多機能な上にSEOに最適化されているのでプラグインを入れる必要が無いぐらいです。昔のWordpressに関する記事を読むと、おすすめプラグインとかでAll in one SEO Packなどが紹介されていますが、最近はデフォルトで最適化されているテーマが多いので入れると他のプラグインと競合したりしてむしろパフォーマンスが落ちたりするので入れない方が良いと個人的には思っています。

また、Luxeritasは高速化を重視して設計されているため動作が非常に早いです。個人的には外部リンクのブログカード化がとても便利で気に入っています。

4. Google AnalyticsとSearch Consloleの登録

次にGoogle Analyticsと連携します。
今日何人ブログを訪れてくれたのか、どのページがよく読まれているのかをデータとして見れます。設定もコピペなので楽です。

まずは以下のページからサイトを登録します。

Google Analytics

サイトの登録が終わったら、「管理」>「プロパティ」>「トラッキング情報」>「トラッキングコード」からグローバルサイトタグをコピーします。コピーしたサイトタグをブログの<head>タグ内に設置するのですが、ほとんどのテーマで設置するための設定画面が用意されています。

Luxeritasの場合は「Luxeritas」>「子テーマの編集」>「アクセス解析(head)」の一番下に設置すれば問題ありません。

作成者のるなさんが設定方法をブログ に書いています。

Cocoonの場合は「Cocoon設定」>「アクセス解析・認証」のGoogle Analytics設定から設定出来ます。

こちらも作成者のわいひらさんが設定方法をブログ に書いていますね。

Search ConsoleではGoogleのインデックス(記事をGoogleの検索に表示されるようにする設定)やその記事にたどり着いた検索キーワードなどを見ることが出来ます。

Google Analyticsと同じアカウントでSearch Console に入り、「プロパティを追加」でサイトを登録出来ます。

5. 勉強そして実践

何も勉強せずに面白い記事を連発出来るのであればいいのですが、そんな人は居たとしても一握りです。人に読まれる記事を書くには日々の勉強は必須だと思います。幸い、情報に溢れかえっている現代社会では為になる教材が色んな媒体で、さらには無料でも提供されてます。本当に良い時代に生まれましたね。

勉強はもちろんなのですが、それを実践する事の方が大事だと思っています。そこから得た体験や知見あなただけのものですし、いざ実際にやってみたらこの部分でつまづいて、こうやって乗り越えたみたいな記事も書けるかもしれません。あなたが実践してつまづいたり、疑問に思うことがあれば、これから実践する人の内の誰かが必ずあなたと同じところでつまづき、疑問に思うはずです。

あなたの対処法を参考にし問題が解決したら他の記事も読んでくれるかもしれませんし、継続的な読者になってくるかもしれません。

ちなみに私が勉強する時は以下のような流れです:

  1. ドキュメントが出ている場合は一度さらっと読む
  2. Youtubeでチュートリアル動画があるか探す
  3. 試してみる
  4. 分からない部分はドキュメントをもう一度読みながら解いていく

基本的にはドキュメントを読み込むことが一番大事だと思っています。Rails Swift のドキュメントは丁寧で読みやすいですよね。Java は・・・

他にはTwitterでフォローしている人や読んでいるブログでおすすめされている本を買ったりします。人気のインフルエンサー的な存在は信頼で成り立っているので本当に良いものを紹介してくれます。

私が読んで良かったと思った3選:

結構定番どころです。「リーダブルコード」はプログラミングを始めた人に特におすすめです。概念的な説明が多く、英単語にあまり抵抗がなければ技術的な知識が無くとも内容について行けます。「Clean Architecture」と「リファクタリング」は何かしらのアプリケーションを作ったことがある、もしくは作っている最中の人の方が刺さりやすいかもしれません。主にアプリケーションの構造や改善の話なので上記の状況である場合は自分ごとになりやすいと思います。

6. 発信

良い記事を書いたとしても人に読んでもらわなければ勿体無いです。地道にコツコツ記事を貯めてSEOを強化してブログの価値をあげる方法もあります。一方で、人気ブログのほとんどはSNSなどの情報発信チャネルを持っています。最近ではSNSからの流入などもSEOの評価に入るらしいので一石二鳥でもあるのでしょうね。

SNSを使っての発信に関しては私自身が実践出来ていないのでエラそうな事は言えないのですが、うまく活用すれば一気に流入が増えて読者の獲得チャンスにはなりますよね。

いつか始めようと思います。